IPOサイバートラスト初値6900円、公開価格1660円の4.2倍

サイバートラスト株価

4月15日にマザーズ市場に新規上場した同社株は、投資家から買い注文が殺到して上場初日は初値が付かず、3820円買い気配で終了。上場2日目の午前11時30分に、サイバートラスト初値は公開価格の4.2倍となる6900円で寄り付いた。

サイバートラスト初値

前引けで寄り付き、後場取引開始には更に気配値が上昇して後場寄り12時30分に7000円で始まり、13時には7900円まで値上がり、初値比6900円から1000円高のストップ高とまで買われた。

IoT、認証、セキュリティ、Linux、OS分野での事業展開しており、新型コロナウイルス感染拡大による企業の在宅勤務テレワーク普及拡大、DX化推進が加速してサイバーセキュリティ意識が高まり成長期待が株価上昇に拍車を掛けた。

サイバートラスト事業内容

サイバートラスト事業部門売上

認証・セキュリティ
・電子認証の専門性
・国内電子認証局の運用
・オンラインでの本人認証

サイバートラストは日本初、国内最長の運用実績の商用電子認証局。今まで20年以上もSSL/TLSサーバー証明書、本人確認・電子署名など「iTrust」、Webセキュリティサービス、脆弱性診断サービスなど総合情報セキュリティサービスを提供。

IoT
・組込みLinux
・Iot電子認証
・グローバル標準

Linuxカーネル技術、オープンソースソフトウェアの知見と電子認証技術を融合したIoT機器の本物性の担保と継続的開発が可能になるIoT開発環境を実現。EM-PLSサービス、IoT製品のセキュアかつ長期利用を支援している。

Linux OSS
・Linux/OSSの専門性
・ITインフラを支えるLinux提供
・専用OSの長期サポート

Linux OS 「MIRACLE LINUX」、統合監視ツール、バックアップソフト、オープンソフトウェアを主力にしたサービスを展開。「MIRACLE LINUX」、CentOSなどLinuxを長期運用するユーザー向けにLinuxサポートサービスを提供。

サイバートラスト公式ページ https://www.cybertrust.co.jp/

サイバートラスト公募売出

公募25万株
売出し(引受人の買取引受による売出し)30万株
売出し(オーバーアロットメントによる売出し)8万2500株
売出株放出元 SBテクノロジー株式会社30万株

幹事証券
みずほ証券
大和証券
SBI証券
いちよし証券
楽天証券

IT用語集

電子認証とは
ネットワーク上や、複数の利用者がいるシステムにおいて、利用者本人であることを電子的に確認し、なりすましの防止や情報の改ざんを防ぐこと

サーバー証明書とは
ウェブサイトの「運営者の実在性を確認」し、ブラウザとウェブサーバ間で「通信データの暗号化」を行うための電子証明書

Linuxとは
無償でソースコードが公開され、誰もが利用・複製・改変・再配できるオペレーティングシステム。必要な機能を選択して再構築できることから、サーバーや組込みシステムとして電化製品などの幅広い用途に利用されている

OSとは
オペレーティングシステムの略称。コンピューターのシステム全体を管理し、種々のアプリケーションソフトに共通する利用環境を提供する基本的なプログラム

OSSとは
オープンソースソフトウェアの略、ソフトウエアの設計図にあたるソースコードが無償で公開されており、誰でも使用及び改良や再配布ができるソフトウエア

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