アーケゴス・キャピタル・マネジメント問題

3月30日の東京株式市場は小幅高4日続伸、日経平均株価終値は前日比48円18銭高の2万9432円70銭、TOPIXは15.48ポイント安の1977.86ポイントで終了。東証一部の出来高は13億4076万株、売買代金は2兆7235億円、3月配当落ち分178円を埋める形で値上がり、市場では日銀がETF買い、先物買いの観測が強かった。

投資会社アーケゴス・キャピタル・マネジメント(アルケゴスという発音もあり)がマージンコールに対してデフォルトを起こしたとの一部報道で銀行株などが売られたが下げ幅は限定的だった。

野村ホールディングス、クレディ・スイスなどが米国顧客との取引で巨額な損失を被る可能性があると発表しており、野村ホールディングス米国子会社は20億ドル、日本円で2200億円規模の請求を顧客にしているという。

証券関係者の間では、元タイガーファンドの運用担当者が設立した「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」がデフォルトを起こしたとの見方で囁かれている。

先週末にドイツ銀行、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーなどから大口の売りが出たが買い手がつかないという情報が流れ、市場関係者はヘッジファンド破綻したのではないかと特定企業探しにやっきになっていたという。

2008年リーマンブラザーズ破綻から米国金融危機が発生、世界中の株価が大暴落した「リーマンショック」を思い出させる事件であるが、相場は上昇力が強くこうしたニュースが流れても株高が続いた。

野村とCSが多額損失の可能性、アーケゴスがデフォルトと関係筋
https://japan.face8ook.org/news/55096203/

MTG目標株価をSNBC日興証券が引き上げ

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シックスパッド(SIXPAD)など大ヒット商品を開発販売したMTG(7806)株価上昇が目立った。SMBC日興証券が同社目標株価を1500円から2000円へ引き上げ、レーティング「1」継続としたアナリストレポートが買い手掛かり材料となった。

MTG株価は証券会社から目標株価引き上げレポートを好材料に買われ、前日比106円高の1573円、上昇率7.23%の大幅高となった。

米国インフラ工事関連株が上昇

米国バイデン大統領がインフラ投資に関する新しい経済政策を発表する予定と報じられ、日本株では建設機械大手コマツ(6301)、日立建機(6305)が買われた。

コマツ株価は前日比127円高の3479円、上昇率3.79%と商いを伴って急上昇。日立建機株価は前日比110円高の3640円、上昇率3.12%と値上がりした。

スエズ運河座礁事故で、復旧作業にコマツのパワーショベルが使用されてた画像がニュースで流れたこともあり、世界最大手はアメリカのキャタピラー、日本企業では小松製作所、日立建機のシェアが大きいことが一般的にも再確認された格好となった。

U-NEXTがアメリカのワーナー作品を日本独占配信契約

アニメ、映画、ドラマ動画配信U-NEXTが米国ワーナーメディアと日本国内で独占配信契約を結び4月1日から配信開始すると日本経済新聞社が報じた。

新型コロナウイルス感染拡大、外出制限による「巣ごもり」が多くなったことで動画配信サービス需要が高まっている。国内2位のU-NEXTは30日間無料体験が出来るなど、常に話題ニュースが多いことでユーザー人気も高い。

新聞報道によると、米国AT&T傘下のワーナーメディアとU-NEXT HOLDINGS(9418)がワーナー作品を日本での独占配信契約を結び、4月1日から配信開始するという。

新聞記事USEN宇野社長インタビューコメントによると、衛星放送、ケーブルテレビ、レンタルビデオなどの利用者3000万人が動画配信にシフトすると予想」、5G通信普及が更なる動画配信ビジネスに追い風とみられている。

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