日経平均株価バブル後の高値更新2万4286円10銭まで上昇

27年ぶりの高値、海外投資家の日本株買い

9月28日の日本株式市場は日経平均株価が急反発、終値は323円30銭高の2万4120円04銭、高値引けこそならなかったが年初来高値更新。

TOPIXは17.14ポイント高の1817.25ポイントで終了。東証一部の出来高は15億5726万株、売買代金は3兆1929億円、値上がり銘柄数1399、値下がり銘柄数623、変わらずは82、再上場案件IPOワールド(3612)は公募割れ、フロンティア・マネジメント(7038)は初値形成後にストップ高となった。

寄り付きから上昇して始まった日経平均株価は1991年以来、27年ぶりの高値をつけた。米中関税引き上げ合戦、日米通商協議、米国FOMCなど政治イベント、経済イベントを通過して米国株に出遅れている日本株を外国人投資家が買い越しに転じてきた。

ソニー(6758)、ソフトバンクグループ(9984)、トヨタ自動車(7203)など主力銘柄に買いが入り、三井住友カードを完全子会社化すると報じられた三井住友フィナンシャルグループ(8316)が上昇、PR会社ベクトル(6058)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を新規「オーバーウェイト」でカバレッジ開始したことが材料となって急上昇。

JCRファーマ(4552)は9月27日引け後に業績上方修正を発表して買われ、吉野屋ホールディングス(9861)は赤字へ業績下方修正したことがネガティブサプライズとなり急落、サイバネットシステム(4312)は12月期の業績予想を下方修正して東証一部市場の下落率たんキングトップとなった。

新規上場銘柄2社は明暗を分けた、アパレルのワールドは再上場案件IPOで投資ファンドのEXIT上場から公開価格2900円を割り込みワールド初値は2755円で寄り付き、終値は2680円となった。

東証マザーズ市場へ新規株式公開したフロンティア・マネジメント(7038)は、公開価格2260円に対して2.21倍の5000円で初値をつけた。初値形成後も買い注文が旺盛で値幅制限上限の1000円高6000円まで上昇してストップ高で上場初日の取引を終えている。

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