ソフトバンクG、東京エレクトロン、マネックス株価上昇
2月22日の日本株は4日ぶりの反発、日経平均株価終値は138円11銭高の3万156円03銭、TOPIXは9.40ポイント高の1938.35ポイントで終了。東証一部の出来高は12億43万株、売買代金は2兆4636億円、値上がり銘柄数1542、値下がり銘柄数577、変わらず75だった。
日経平均採用銘柄ではソフトバンクグループ、東京エレクトロンの2銘柄が上昇を牽引、ビットコイン価格に続きイーサリアム価格20万円台に上昇したことで暗号資産(仮想通貨)関連株が急反発した。
コインチェック、マネックス証券を傘下に持つマネックスグループ(8698)は82円高の974円、上昇率9.19%となった。GMOフィナンシャルホールディングス(7177)もビットコイン価格が586万円を超えて上昇していることから株価上昇となった。
富士フイルムホールディングス(4901)は、抗インフルエンザ薬「アビガン」を新型コロナウイルス治療薬として臨床試験を国内で4月に再実施する方針と報じられ株価しっかり。コロナウイルスワクチン関連銘柄として、アビガン医薬中間体を製造するダイトーケミックス(4366)も36円高の1085円、上昇率3.43%と買われた。
マネーフォワード(3994)は東海東京調査センター(東海東京証券)からレーティング引き上げが材料視された。2月19日付けレポートで投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を2480円から6100円へ引き上げたと伝わった。
経費精算システム「楽楽精算」を主力とするラクス(3923)が、3月11日よりマザーズ市場から東証一部へ上場指定替えすることでTOPIX採用銘柄としてパッシブファンド運用買い需要が高まる期待から大幅高。株価は200円高の1850円と上昇率12.12%となった。
この日は、DX関連・クラウドサービス・サブスク関連株も賑わった。経費精算システム「マネーフォワード クラウド経費」のマネーフォワード、経費精算システム「楽楽精算」のラクスが共に株価上昇となった。
WACUL初値4645円、公開価格の4.42倍
2月19日に東証マザーズ市場へ新規株式公開したWACUL(4173)が上場2日目に初値をつけた。WACUL初値は4645円、公開価格1050円の対して4.42倍の高水準となった。
WACUL(社名読み方:わかる)はAIアナリストを提供するデジタルマーケティングのPDCAプラットフォームを展開する。DXコンサルティングは企業のデジタルトランスフォーメーション導入化が追い風となってる注目企業だ。
澤藤電機が新型コロナウイルスワクチンの輸送用保冷庫を開発
澤藤電機株価が急騰、先週末比233円高の2319円、上昇率11.17%と買われた。2月19日に同社ニュースで「バイオ医薬品やワクチン等の輸送用「定温輸送保冷庫」を開発 https://www.sawafuji.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/02/20210219press.pdf」と発表した事が投資家の買い手掛かり材料となった。
寄り付きから買い気配となり、100円高の2186円で寄り付いた。その後は406円高の2492円まで株価上昇する場面もあった。出来高は72万1400株、2月19日の出来高7万4300株、2月18日は3万3000株と比較して出来高急増となった。
日足ローソク足では長い上ヒゲを残す陽線となっており、明日の株価上昇が弱く、出来高減少して細ってしまうようだと短期的な物色相場で終わってしまう可能性があるチャートとなっていると話題になった。