日経平均3日ぶりに反落、リバウンド上限に達した感も
10月18日の日本株式市場は3日ぶりに反落、日経平均株価の終値は182円96銭安の2万2658円16銭、TOPIXは9.23ポイント安の1704.64ポイントで終了。IPOプリントネット初値は公開価格1400円を45.8%上回る2041円、不動産投資住宅販売のシノケングループが二重契約報道で株価急落した。
東証一部の出来高は12億2855万株、売買代金は2兆2700億円、値上がり銘柄数709、値下がり銘柄数1313、変わらずは87、中国関連の工作機械セクターが弱く、ファナック(6954)、安川電機(6506)、オークマ(6103)が売られ、訪日外国人客数が5年8ヶ月ぶりに前年比減となったことで、資生堂(4911)、コーセー(4922)など化粧品コスメ・インバウンド関連株も軟調に推移。
アパートローン関連・投資用不動産業種に警戒売り
頭金0円でアパート建設「年収500万円から始められる!シノケンのアパート経営」TVコマーシャルで有名なシノケングループ(8909)が急落。午前11時前後から下落して、午後1時10分に値幅制限下限の300円安、827円ストップ安まで急落した。
破綻した「かぼちゃの馬車」と似た方法で、顧客のアパート建設資金融資申請を二重契約する形で行っていたと報じられ、TATERU(1435)やスルガ銀行(8358)を連想する投資家から売り急ぎの展開。取引銀行の西日本フィナンシャルホールディングス(7189)も急落して年初来安値を更新した。
投資家からは投資用不動産関連株への警戒感が再燃、大東建託(1878)、レオパレス21(8848)、スルガ銀行(8358)、エフ・ジェー・ネクスト(8935)が下落したがグローバルリンクマネジメント(3486)は続伸となった。
東証一部市場の値上がり率ランキング上位銘柄は、ネオス(3627)、エスケイジャパン(7608)、エス・サイエンス(5721)、ソースネクスト(4344)など、値下がり率ランキング上位銘柄は、KYB(7242)、田淵電機(6624)、GENKYDRUGSTORE(9267)、安川電機(6506)、西日本フィナンシャル(7189)など。