日本株6連騰、売買代金約4兆円、NYダウ史上最高値更新

安倍総理3選後の株式市場は政治安定を評価す

9月21日の日本株市場は6日続伸、日経平均株価は195円高の23869円93銭、TOPIXは16.42ポイント高の1804.02ポイントで終了。東証一部の出来高は20億7835万株、売買代金は3兆9626億円、値上がり銘柄数1591、値下がり銘柄数456、変わらずは63、米国株はNYダウが史上最高値を更新して投資家心理が強気に。

今迄、売り込まれてた銘柄に買い戻しやリバウンド狙いの買いが入り、TATERU(1435)、スルガ銀行(8358)がストップ高。2日連続ストップ安売り気配となったそーせいグループ(4565)が寄りついてから急上昇となった。

グレイステクノロジー(6541)はゴールドマンサックス証券がレーティング新規「買い」、目標株価4600円でカバレッジした事が好感されてストップ高まで買われる場面があった。日本化学工業(4092)、石原産業(4028)はいちよし証券のアナリストレポートが好感されてレーティングに敏感に反応する相場だった。

花王(4452)が大幅安、300円以上の値下がりとなりモルガンスタンレー証券がレーティング「オーバーウエイト」→「イコールウエイト」格下げしたことが売り材料視された。訪日外国人客数の伸び率が鈍化した事、西日本での自然災害や、関西国際空港の一時閉鎖、直後には北海道地震発生など、外国人観光客がホテル、航空便のキャンセルなどでインバウンド関連には逆風となった。

自民党総裁選で安倍首相が3選したことから、株式市場では国土強靭化計画関連銘柄にも物色が広がった。国策に売り無し相場格言のように、海洋土木大手の五洋建設(1893)、東洋建設(1890)が上昇、自然災害復興関連として法面工事、土木工事のライト工業(1926)は年初来高値を更新、同業の前田工繊(7821)も注目された。

黒鉛電極関連として昭和電工(4004)が高値更新、日本カーボン(5302)、SECカーボン(5304)が高値更新して、東海カーボン(5301)の出遅れ感が市場関係者の間で話題となった。黒崎播磨(5352)、品川リフラクトリー(5351)もチャート妙味が増してきた。

個人投資家に人気のテリロジー(3356)が上値追い、経済テレビ番組で紹介された旨も材料視、エムティジェネックス(9820)は42000円まで買われ上場来高値更新となった。

東証一部の値上がり率ランキング上位は、TATERU、スルガ銀行、グレイステクノロジー、UBICOMホールディングス、エスクローAJ、トナミ、ブレインパッドなど、下落率ランキング上位は東洋エンジニアリング(6330)、スター・マイカ(3230)、日本農薬(4997)など業績上方修正を発表した銘柄でも材料出尽くしで売られた。

自民党総裁選
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