FRONTEOストップ安、ダイビルと宇徳を商船三井がTOB

日経平均株価終値は113円高の2万7,935円

12月1日の日本株市場は日経平均株価は4日ぶりに反発、終値は前日比113円86銭高の2万7,935円62銭、TOPIXは8.39ポイント高の1,936.74ポイントで終了。

東証一部の値上がり銘柄数1,368銘柄、値下がり銘柄数751、変わらずは65、出来高は14億4,119万株、売買代金は3兆2,144億円だった。

国内初のオミクロン株感染者が発見され前日の日経平均株価は後場から急落するも、米国株がしっかりとした推移から東京株式市場も買い優勢で始まったが、テクニカル面ではチャートが下ヒゲ形成、上値が重いが下値もそろそろ固まってきた印象が投資家心理を好転させた。

FRONTEOが3日連続ストップ安

東証マザーズ市場では時価総額の大きな銘柄や、直近株価が大きく上昇した銘柄へ売り圧力が強かった。AI関連銘柄として人気を博したFRONTEO(2158)が3日連続ストップ安となった。

非対面営業、インサイドセールスやDXツールのアイドマホールディングス(7373)株価が急落してストップ安、マザーズ市場値下がり率ランキング1位となった。

IPO銘柄では11月24日にマザーズ市場へ新規株式公開したサイエンスアーツ(4412)がストップ安となり前日比1,350円安の6,410円と株価急落、一方でエルテス(3967)、ビーブレイクシステムズ(3986)、エスユーエス(6554)はストップ高まで買われ大幅高となった。

宇徳とダイビルがストップ高、商船三井がTOB

東証一部市場では商船三井グループのビル賃貸管理の宇徳(8806)がストップ高、同じく商船三井グループのビル賃貸管理老舗のダイビル(8806)もストップ高となった。

商船三井が宇徳とダイビルをTOB(株式公開買付)による完全子会社化を発表しており、宇徳TOB価格725円、ダイビルTOB価格2,200円にサヤ寄せするような形で投資家から買い注文が殺到した。

レーティング目標株価引き上げに反応

ファナックは大和証券から目標株価引き上げアナリストレポートが材料視され値上がり、メドピアは大和証券がレーティング引き上げ従来「3」から「2」へ投資評価を引き上げたことで株価上昇した。

キヤノンはSMBC日興証券がレーティングを「3」から「2」へ引き上げたことが好感されて41円50銭高の2,541円50円、TOTOはみずほ証券がレーティングを「中立」から「買い」へ格上げしたことで168円高の5,190円と3%超の値上がり、トヨタ自動車はUBS証券がレーティングを「ニュートラル」から「BUY」へ引き上げ44円50銭高の2,045円50銭と上昇率2.22%の株価上昇となった。

SMBC日興証券レーティング情報

3402東レ111,1001,050
4661オリエンタルランド2215,60017,000
4902コニカミノルタ33480400
6301コマツ113,8004,500
7012川崎重工業222,7002,800
7751キヤノン322,2002,600
7752リコー221,2001,100
9603HIS222,3002,100
9843ニトリホールディングス1127,00025,000
6724セイコーエプソン113,300

野村證券レーティング情報

8309三井住友トラストBuyBuy6,1006,500
9064ヤマトホールディングスBuyBuy3,7003,600
9143SGホールディングスNeutralNeutral3,0002,800
9729トーカイNeutralNeutral2,6402,300

大和証券レーティング情報

2503キリンホールディングス222,5002,300
3543コメダ222,0002,200
3880大王製紙112,500
4704トレンド118,0008,300
5423東京製鉄221,4001,500
5440共英製鋼221,8001,600
5444大和工業224,9004,500
6095メドピア323,9004,800
6506安川電機226,500
6750エレコム222,2001,750
6954ファナック3225,00030,000
7201日産自動車33560650
7272ヤマハ発動機333,3003,400
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