ブリッジインターナショナル初値4920円、公開価格2310円の2.13倍

米国金利上昇で銀行株が値上がり

10月4日、日本株は続落となった。日経平均株価は135円34銭安の2万3975円62銭、終値で24000円を割り込み、TOPIXは1.54ポイント安の1801.19ポイントで終了となった。東証一部の出来高は15億9002万株、売買代金は3兆1077億円、値上がり銘柄数1236、値下がり銘柄数800、変わらずは74、IPOブリッジインターナショナル初値は4920円。

米国金利上昇を受けて銀行株が強い、金利敏感株が買われ、外国為替市場は1ドル「=114円台半ばまで円安が進行した。しかし米国金利上昇が新興国から投資資金が引き揚げになると警戒されて午後は軟調に推移した。

IPOは上場2日目にブリッジインターナショナル(7039)が初値をつけた。公開価格2310円に対して2.13倍の4920円が初値となった。IPO前評判が高く、セカンダリー投資資金も流入して初値形成後は、初値比700円高の5620円ストップ高となった。

東証一部値下がり率ランキングトップは、公募増資を発表した東急不動産ホールディングス(3289)が希薄化を嫌って急落。寿スピリッツ(2222)、コーセー(4922)、ファンケル(4921)、資生堂(4911)などインバウンド需要関連・コスメ化粧品関連が下落したのが目立った。

大和証券はSIXPADのMTG(7806)レーティング新規「1」、ヤーマン(6630)「2」とするレポートを発行した。美容機器はアジア市場開拓を取り込み成長拡大があると評価。スルガ銀行(8358)はゴールドマンサックス証券が目標株価を2300円→650円へ引き下げ売られた。

トヨタ自動車(7203)とソフトバンクグループ(9984)が新会社を設立と記者会見を開き注目された。任天堂(7974)は新型 Switch を2019年に投入と報じられたが株価の反応は瞬間的だった。金利上昇を受け、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などメガバンクは揃って上昇。

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